ガラスダマ


誰もあたしを必要としないのならば、あたしも誰も必要としない。


ずっとそう思って生きてきたの。



高橋…


今さら変われないよ。


涙を拭い、ほらまた…一人で歩き出すの。





…土日を挟んでまた学校が始まると、何事もなかったかのように自分の席でただ時間が過ぎていくのを感じていた。

珠は朝が早い。

朝から元気で溢れていて、その元気を周囲に撒き散らすことから始まる。


< 44 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop