ガラスダマ

話しかけてくるクラスメイト達に高橋はちゃんと返事だけはしているけれど、全く興味なさ気。


今度はあの身長の高さが、あの顔だちをより際立てるだろう。

生きることに疲れたなんて言っていたけど、あの顔があれば楽しい事なんてたくさんできそうなのに。

そんな手段、きっとこれっぽっちも頭にないんだろうな。



「かっこいいね」


「…そうだね」