† of Human~人の怪異
独章
子よ、だから知るがよい。
世界のうちにある一切はおしなべて運動しているのであって、
あるいは減少し、
あるいは増大している。
運動しているものは生きてもいる。
そして生きているものがことごとく同一の状態にあることは、必然ではない。
すなわち、世界は同時に全体として見る時には不変であるが、
その部分部分はことごとく変化する。
ただし、なにひとつ腐敗したり、消滅するわけではない。
そうした呼び名が人々を混乱させているのである。
命は誕生ではなく、感覚の生起であるし、また変化は死ではなく、忘却である。
このように万物は不死である。
質量も、命も、気息も、霊魂も、叡知もそうであって、あらゆる生き物はこれと結合してできている。
~ヘルメス文書~
世界のうちにある一切はおしなべて運動しているのであって、
あるいは減少し、
あるいは増大している。
運動しているものは生きてもいる。
そして生きているものがことごとく同一の状態にあることは、必然ではない。
すなわち、世界は同時に全体として見る時には不変であるが、
その部分部分はことごとく変化する。
ただし、なにひとつ腐敗したり、消滅するわけではない。
そうした呼び名が人々を混乱させているのである。
命は誕生ではなく、感覚の生起であるし、また変化は死ではなく、忘却である。
このように万物は不死である。
質量も、命も、気息も、霊魂も、叡知もそうであって、あらゆる生き物はこれと結合してできている。
~ヘルメス文書~
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