地味っ子?奮闘記

コンコン

ガラ

セミスイートくらいの部屋の中に、またちゃんとみっちゃん、みなちゃん、

松平のおばちゃんがいた

あとの6人は、さっきまでいたが、部屋がいっぱいになるので、

フロアーの休憩室で待っているそうだ

ベットに目をやると・・・・・酸素マスクに何本もの点滴をつけた桜

指にも何か付いている

足は布団の中で分からないが、右足の方が浮いている気がする

「さくちゃん、さくちゃん・・・」

おふくろが泣きながら桜の手を取る

女性陣は涙し、男性陣は顔を背けた

おふくろの肩を抱き、オヤジが慰める

俺は無性に腹が立った

お前らのせいだって・・・・・大声で叫びたかった

取り敢えず、DRの話を伝え、何人かが残り

あとは、自宅待機することとなった


俺は残りたいと言った

それを止めたのは、けいちゃん

少し頭を冷やせって

仕方なく、帰宅組と一緒に家に帰った










「・・・・悪かったなぁ・・・今まで話せなくて・・・・

桜を支えてくれてるのは、お前なのに・・・・・・・」

話し終えたこーちゃんは、俺に頭を下げた


< 67 / 126 >

この作品をシェア

pagetop