地味っ子?奮闘記
コンコン
ガラ
セミスイートくらいの部屋の中に、またちゃんとみっちゃん、みなちゃん、
松平のおばちゃんがいた
あとの6人は、さっきまでいたが、部屋がいっぱいになるので、
フロアーの休憩室で待っているそうだ
ベットに目をやると・・・・・酸素マスクに何本もの点滴をつけた桜
指にも何か付いている
足は布団の中で分からないが、右足の方が浮いている気がする
「さくちゃん、さくちゃん・・・」
おふくろが泣きながら桜の手を取る
女性陣は涙し、男性陣は顔を背けた
おふくろの肩を抱き、オヤジが慰める
俺は無性に腹が立った
お前らのせいだって・・・・・大声で叫びたかった
取り敢えず、DRの話を伝え、何人かが残り
あとは、自宅待機することとなった
俺は残りたいと言った
それを止めたのは、けいちゃん
少し頭を冷やせって
仕方なく、帰宅組と一緒に家に帰った
「・・・・悪かったなぁ・・・今まで話せなくて・・・・
桜を支えてくれてるのは、お前なのに・・・・・・・」
話し終えたこーちゃんは、俺に頭を下げた