ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
抱きしめていたが、離して


クールビューティーさんに向き直した。



「坂本さん。

出張先で、お世話になっている。

森 なのはさんです。

いずれは、付き合う予定の女性です。」


一瞬…


暗い顔をして、私を睨んでくるクールビューティーさん。


「部下の皆川君が、お世話になっています。

私は、坂本樹里と申します。」


綺麗なお辞儀をする方だなぁと、


見とれていると。

「こんばんはー!いつも、なーさんが、お世話になってます。

親友の愛美です!


なーさん。アンタも、自己紹介したら?

私…先に、店に入ってるわー。


では、失礼します!」

皆川さんと坂本さんにお辞儀をして、私達に気を使って先に店に行ってくれたみたいだ。


まなみん。


ごめん。


空気みたいな感じなっていた。


「自己紹介が遅れてすみません。

森 なのはです。

皆川さんには、いつもお世話になっています。」


「森さんから、


地元の名産などの情報を教えて貰っているとか…。

これからも、

皆川君の力になって、やってください。」


とても良い上司さんなんだなー。


多分、皆川さんに好意を持っているんだなとも分かった。



…見て分かる。


その好きですオーラが。

意外に、そういうのには敏感だと…

自分でも思う。




「皆川君…。

部署の皆が、待っているから…。

それでは、森さん。


失礼します。」


お辞儀をして、歩いて行った。



「また、ファミレスで会いましょう。

会えて良かったです。」



頬に、キスをして



坂本さんの後を追いかけて行った。



何か、切なくなった。


何でかな…?

















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