ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
「失礼な事言わないでください。

俺の方が、

一方的にアタックしているんです!

なのに、謝ってください!」


タジタジの女達。


「デブ専とかマジありえない!」


「最悪ー。皆、行こう!」


私を、睨みながら

その場を去った。


「なの…。


すみません。

嫌な思いをさせてしまって。」




しゅん、としている海を見ていると…


こっちまでなんか気持ちが暗くなる。



「気にしてないし!

デブな事には、変わりないしね!


さぁ、シャチのショーが始まっちゃってるよー。」

あははと笑い!海の腕を引っ張った。



「はいっ!」



ショーが終わり、



記念撮影が始まる。



「写真代払わなきゃ!

いくら?」



「良いんです。

今日は、

俺のわがままに付き合ってくれてるので…

奢らせてください。」


「うーん。」


納得いかない感じで、居たら…



「それでは、

今度…俺に何かください!」



恥ずかしそうに、言ってきた。


何かって、何だ?

まぁ、後々考えよう!


「そんなんで、良いの?」


「良いです!



俺達の番みたいですね。


行きましょう。

滑りやすいので、俺の手に掴まって?」


海は、本当に女性を喜ばせるのが上手だ。恥ずかしい。



海が、私の腰に手を当てて自分方へと寄せてきた。


ひぃぃ!!


「はいっ!チーズ!」


ちゃんと笑えたかなー?


目が半開きじゃ、ありませんように…。


「それじゃ、


お帰りの際に、取りに来てくださいね!」



写真の仕上がりが、ある意味楽しみだ。

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