ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
「あらぁ、ママ!
この可愛いおデブちゃん!」
「可愛いー!!ブタちゃん!」
店には、入った瞬間オカマさん達に揉みくちゃにされた。
「海の…彼女よ。」
不機嫌なお母さん。
「あらぁ、私…気に入ってたのにぃ!」
「残念だわー。」
空気が、どよーんとしてしまった。
「あの…
私って、そんなに嫌われてないんですかね?」
「海の彼女じゃなかったら、
お気に入りになったのにねぇ。」
海のお母さんは、
ため息をつきながら…私の顔を見る。
「悪いけど、
私は、アンタ達の付き合いは認めらんないわ!」
「ママったら、海君の彼女はみーんな嫌いだから大丈夫よ!」
隣のオカマさんに、耳打ちしてくれた。
「お母さん…「アンタのママじゃないわ!翔子さんとお呼び!」
「しょ…翔子さん。」
「それで、良いわ!」