ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)

「森さんー。


さっきの、イケメン私好みなんですよぉー。」



出た‼


ぶりっ子‼

見た目も、可愛いから男は騙されるんだろうなぁ。




キッチンの男の子と、付き合ったけど…性格悪いなって振られたんだよね。




切り替え早いな。





「小倉さん。狙ってるの？」




顔真っ赤にして。図星なんだねぇ。

人の事言えないが、顔に出るタイプだ。





「そんな事ないですぅ」





「でも、目の保養だよね。ここら辺には、居ない感じのイケメンだったねー。」





そんな事を、思っていた。


イケメンは、目の保養。


恋愛なんて無理でしょ？こんな体系じゃ…ね。


イケメンとの恋愛なんて、ドラマとか小説でもなきゃないわよ。


ヒロインは、痩せてて可愛いもんなのよね。普通って、言ってるけど可愛いのが前提だしねー。


細身だしねー。





最近読んだのは、可愛くて守ってあげたくなる女の子と社長の恋愛だったなぁ。




あんなに、大事にされる事ってあるのだろうか…現実無理だわね。


まぁ、夢は見ても以外に現実的なんだよね…私！




「森っち？また、妄想（笑）」



「早川さん⁈ごめんなさーい。」




休憩が、終わりそうな時間だったので急いで準備を始めた。



午後は、マダムの集会などが多いから特には忙しくない。


あっと言う間に、バイト終了。




このまま帰宅しようかと…

車に乗ろうとした時…







「あのっ…。」






振り向くと、昼間にご飯を食べていたイケメンだ。