ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)
「海のバカーーー!!!

死ねばいいのに!!!」


私は、叫んだ。

その瞬間…涙がポロポロ出てきた。


「やっぱさ!

二次元じゃ、憂さ晴らし出来ないのか?!

エロゲー高かったんだから!

金返せよ!私の恋心を、返せや!」


「おっ…落ち着きなさいよ。

確かに、海が悪い…

酔った勢いでも、他の女を抱くなんて…
。」


私の頭を、撫でてくれる翔子さん。


余計に、悲しくなって来た。



「翔子さんが、優しいーー!!」


「でもね。

男は、頭で分かってても…

アソコだけは、別モンなのよ。

しかも、彼女と遠距離なんて。」


「そんな…の、分からない!!

海とは、別れる…しか


「馬鹿じゃないの?

たった一度の浮気で、凹むんじゃないわよ!

しかも、酔った勢いじゃない。

心の浮気よりは、良いと思いなさい。


こんな事で、別れるなら…

その程度の気持ちしかないって事ね!

親バカだけど、海は良い男よ。

アンタに、一途なのに…。

理由も、聞かないで別れるだぁ?!」


男に戻った翔子さん…


怖い!!!


「ひぃぃぃぃ?!」



翔子さんは、私の耳元で



「てめぇ…

海を泣かす事したら…


東京湾に沈めるからなぁ…。」



「はひぃぃぃぃ!!!」







そして、

海とちゃんと話合う事を約束して

海の住んでるマンションまで、送ってもらった。










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