ハツ彼 は、ハーフな年下さん。(完)

プロポーズ

家事を済ませているので…


する事がない私は、

モッさんのの散歩に行く為に、準備をする。


「モッさん！

散歩に行くよー！」


モッさんは嬉しそうに私の元へ走ってきた。

リードを探し…

装着！！

さぁ！

早朝の都会を楽しむ為に、玄関を開けると…



そこには、海が居た。


「「………。」」


2人は、無言。


モッさんは、嬉しそうに…海の周りをクルクル回ってる。


「お…おかえり…。」


「ただいま…

なの…話がある。」


深刻そうな顏と雰囲気。

なんだ？

別れ話か…？


「モルごめんなー…。

話が終わったら、

散歩につれていくから。」

モルを抱っこしながら…リビングに向かう。


モルには、敬語がない。


あたりまえだけど。


気まずい雰囲気。

「なのは…

すみません…。」


「めっちゃ…ショックだった。

でもね…


私は、別れない。」


ビックリした顔で見る。

私は、話を続ける。

「一度の過ちも、本当は許せない。

自分に、こんな嫉妬心があるなんてビックリした。



それくらい、海が好きなんだ。


まだ、好きなの！

坂本さんと付き合うなんて許さないから！」



「なのは…。」


「…ごめん。」


そう言って、私を抱きしめてくれた。


「私…

本当に、好きなの。

例え…

坂本さんの元へ行ってしまっても！」


「もう…

なのは以外は、相手にしない。」


私は、海の匂いと

暖かい温もりに安心した。



「本当だかんね！


次に、浮気したら…

絶対に許さない！！」



私は、海のお尻をバチンと叩いた。