傷だらけのブルース

高校受験が迫ってた私はこの町から離れることを1人決意してた

両親には内緒で他県の高校を受験

受験勉強なんて面倒だから誰でも受かると有名な馬鹿学校の試験を受けた

一発合格

合格してからが大変だった

両親激怒

近くの親戚連中の密会

たかが他県に行くだけで…

密会中にボソっと言った私のこの発言が母親の姉が怒った

あの子の気持ちを考えてやって!早くに息子を亡くして辛いのに、アンタが居なくなってどーすんの⁉あの子を支えてやって!

でた、この言葉

一気にこっちも冷静さを失う

知らないよ!受かったんだから行くって言ったら行くよ!あんた達には関係ない!私の人生じゃん!好きに生きる!

…って言えたらいいけど、何も言わずに悔しさを押し込める

押し込めても親戚連中からの攻撃は収まる事はなく私の内側を攻め続ける

悔しさのあまり涙が溢れそうで私は密会の場所から飛び出した



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