高校生恋愛*~初めての気持ち~
「ねぇー。もーちょっとおいしそうに食べなさいよー。」


「ううん。今そんな気分じゃなくなった」


むしゃむしゃむしゃむしゃ。私は一言も話さず、オムライスを口にほおばった。うん。おいしい。



「何があったのよ~?」


お母さんは、最近巻いた髪の毛の毛先をくるくるとねじらせ回して、私の顔も見ず携帯とにらめっこをしていた。



「なんにもないし!!!」


「ふーん。まさか……恋?の悩み?」


「ちがっ!!!!」


「彼氏、いてもいい頃なのよー。モテ子になりなさいよー。私の娘なんだからぁー」


「へいへーーい」


私は、急いで食べたオムライスを間食し、ごちそうさま、とだけ言うと、二階へ上がった。



「あああ!!もー。」


ごろん。疲れたときに飛び込むベットは最高だ。ベットに飛びこんだ瞬間。自動的に私の目も、シャットダウンし、まぶたは重くなる。そして、気がつけば朝になってしまっている。



「っぷあぁぁ。眠い!!」


私は、チカチカ光る携帯を無視し、瞳をとじた。


目の前は目を閉じたため、真っ暗になった。でも、一階でお母さんが食器を洗う音は、スーッと耳に入ってきて、よく眠れない。



「明日は、正樹来るかなー?」


正樹は、私にいつ会ってくれんだぁぁぁ!!!



私の気持ち。自分でもよくわかんなくなってきたよ。



ねえ。どうして?



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