高校生恋愛*~初めての気持ち~
でもいじめはだんだんエスカレートしついには靴を隠されたり、教科書がなくなったりした。

「そうだ!!晴笑。いじめがなくなったときのことを考えようよ。」

「―――なくなるわけないよ」


「絶対になくなるよ!!!いつかはみんな飽きてくるもんだよ」


「そうかな?」


私の心のモヤモヤはれいなと話すことによって楽になった。れいなにはすごく感謝していた。


「ありがとう。れいな」


でも、数日たったある日。私はいつものように重い足を一生懸命に動かし学校に行った


今日は金曜日ということもあり明日が休みだと思うと頑張れた


昇降口をすぎ、下駄箱から自分の上履きをとってはきかえた。


昨日上履きを水で塗らされたからちょっと湿っぽい。でも私は気にせず自分の教室へと歩いた。


自分の教室へと歩いている途中、れいなの姿があった。後ろ姿だけでも分かる。くるくると巻かれたロングヘアーが可愛い


「れい――………」


私はれいなの名前を呼んでれいなの肩を叩いた。するとれいなは私の手を振り払い今まで見たこともないような鋭い目で私を睨んだ。



このときはわたしはふと思った



「嘘つき」


それからというもの、れいなは私を無視し続けた。急に変わってしまった親友れいな


あんなに私の味方だと言ってくれたのに


結局れいなは私を裏切った


そして嘘をついた



私はその理由がどうしても聞きたくてれいなのクラスに言った


しかし、そこにはれいなはいなかった



「れいなはどこ?」




「れいなは転校したんだよ」




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