高校生恋愛*~初めての気持ち~
「えー。それではぁー。はじめたいと思います。えー。ゴホン!騎馬を作れ!」


教頭の掛け声で、みんなは騎馬を作った。頭には、帽子をかぶらないで、鉢巻だけなので、じりじりくる太陽で頭が熱くなった。


「それではー。よーい!どぉぉん!」


パーパーッパラッパーと騎馬戦の音楽がなり、今度は男子の声援が聞こえた。



男子の声。迫力ありすぎ!


私は周りを見て、敵がいないか、確認しながらゆっくり進んだ。


「よし。前進んで。」


そう言って、下で支えてくれる人に合図しながら進んだ。


「晴笑!うしろ!」


「ったぁぁあ!あぶな!」


騎馬戦は、鉢巻を取られたらおわり。私もだれかの鉢巻取らないと!


うしろから、そろりそろりと忍び寄り、私は合計4つの鉢巻を取った。


「よっしゃぁぁぁァああああああああ!」


と、その時。ピーという笛の音が鳴り、みんなは、最初と同じ場所にもどった。


「えー。赤軍1…2…3…7体。白。1…2…3……6体!よって赤軍勝利!」


「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


男子のもりあがった声が学校中をかこんだ。女子は男子にむかってvサインを送った。



「やるじゃねぇかァ!女子!」


「おんな捨てましたァァ!」

「おんなの本気ナメんな!!」


みんなは、そういって、男女関係なくハイタッチした。



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