高校生恋愛*~初めての気持ち~
そいういって女子達はぞろぞろと、調理室を後にした。すると、翼の腕の力も緩み、私を開放してくれた。



「っぷぁぁぁ~、苦しかった。」


でも、翼調理室に女子達がこないように、考えてこういうこと、してくれたのかな?



だったとしたら、感謝しとく。



「はやく作れよ。最高のグラタン。」


「あ!そうだった!今作る。」


私は、またエプロンをつけ、料理した。


どうか、おいしくありますように。


「おまえさー。」


翼は、何かを思い出したかのように言った。


「ん?」


私は、グラタンを作りながら、返事をした。


「犬好き?」


「はい?」


犬?ってあの、動物?


「うん。まあ。」


「ふーん」

翼は、そう返事をすると私を呼んだ。


「これ、圭太からもらったんだけど。お前の失恋をいやすために二人で行って来い…だとよ。」


「え…圭太が?これを?」


それは、犬の映画の前売り券だった。しかも、これ、私がずっとみたかった感動物の奴!!!


け……け……けいたぁぁぁぁああぁあ!!(泣)



「すっごく見たい!行きたい!」


私はそういって飛び跳ねた。胸の高鳴りがものすごい。



「じゃ、行くか。晴笑なら、行くと思った。」



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