高校生恋愛*~初めての気持ち~
「うっわああぁあぁああ!!!」

ガバッとベットから飛び起きて時計を見た。やっばぃ!!ち、ち、遅刻~~????

時計は嘘をつかない。わかってるはずなのに、もう一度確かめてしまう。うん。あってる。やっぱり遅刻だ。


昨日長風呂したせいかな?12時過ぎに寝ちゃったもんなー。やばい。


「お母さんー!おーかーあーさん!」


「あんた、今日何時に学校行くつもりよ?」


「もう遅刻だってば~~~~!!!」


「うっそ。お母さんったら、晴笑今日遅く行くのかと~……」

「ああ!どーしよ!正樹待ってる!」


「正樹?だれそれ?まさか……カ・レ・シィィ~~?」


「っち……。っちがくはないけど///ってお母さんには関係ない!!遅刻するから行ってきます!」

「あらあらまああ~?」


「もう!!」

ガシャンと勢いよくドアをあけて家をでた

ほっ………ばれたかな?いや、完全にばれた。ああ!今日は忙しい。

頑張って寝癖直しした髪の毛も自転車に乗って風にあたるとボサボサになってしまう。でも私はそんなけとを気にする余裕もなくただただ無我夢中に自転車をこぎ続けた。

「ああ…桜の木が見えた!!もう少しで学校につく!!」


「はあ…はあ…。」
正樹いるかな?もう予定よりかなり過ぎてるよね?どんな顔で会おうかな?

よくみると誰かがいるのに気がついた。いつもの桜の木の陰に2人の男女がいる。二人とも遅刻してますけど!!!!!わたしは遅刻してる事をそこの二人に教えてあげようと二人の顔をのぞきこんだ。そこには見覚えのある男子がいる。まさか……。ってあれ、正樹じゃん!!!


「まさーーー……」


ん?隣にいるのは・・・誰?ゆっくりゆっくり覗き込む。さらさらのストレートヘア。前髪は、斜めに流していてー……。とにかく、可愛い。いや、大人っぽい。でも赤のリボンは私達と同じ学年だろう。でも、こんなコいたっけ?……まさか、ミスコンに選ばれた……舞ちゃん?




なんで、二人が一緒にいるわけ?っていうかめっちゃ話盛り上がってません???桜の木の陰から二人の様子を伺っていると後ろから私の頭をポンとたたく人がいた。


「ったぁぁぁー。痛いんだけど?」


「なにストーカーしてんだよ?」


「は!!橋場翼!!!!」


「おおーっと、おまえの彼氏、浮気中ー?」


「ち!違うもん!あれは、ただ、女子と話してるだけで。」


< 16 / 201 >

この作品をシェア

pagetop