高校生恋愛*~初めての気持ち~
最終
舞ちゃんを家まで送った後、私達は、初めて会った学校の近くの桜の木の前に行った。まだ桜は咲いていないが、凛々しく力強く天に向かって伸び続けていた。
「……なんか話せよ」
「桜、早く咲くといいね。」
私は、そういうと気に向かって敬礼してみせた。
「桜は、必ず咲くんだよ。どんなに大きな台風がきても、大雨が降っても、何があっても、毎年、あたりまえのように満開に咲き誇る。」
翼は、ニコッと笑って、桜の木の傍で腰を下ろして、顔を下げた。
「はーるえっ」
「はい!!!」
「はいって、俺たち同じ年だろ?」
「そ、そうだけど…」
翼はケラケラと笑いながら、空を見上げた。
「一回しか、言わない。よく聞け。」
サア――…と優しい風が空を舞った。そして、その瞬間目の前が真っ暗になった。そして、唇には温かい感触……。
「好きだよ。」
翼の腕が私の腰をまわる。翼の吐息が優しくて温かい。優しく触れる唇は、私の心を振るわせた。
「――うそ。」
私は口を両手でおおい、顔を赤らめた。でも、暗くて私が顔真っ赤だということは気づいていないだろう。
「嘘じゃない。晴笑はさ、何でも一生懸命で元気もらった。舞との関係で、悩んでたときも、なんかこんなんで悩んでる俺が馬鹿みたいに思えて来るんだよ。おまえといると」
「ふ…ふ…ぶぅぁーーかぁぁ!!!」
私は、とまらない涙を必死に抑えて、鼻をすすった。
「反則だよ。心臓もたない。」
「……なんか話せよ」
「桜、早く咲くといいね。」
私は、そういうと気に向かって敬礼してみせた。
「桜は、必ず咲くんだよ。どんなに大きな台風がきても、大雨が降っても、何があっても、毎年、あたりまえのように満開に咲き誇る。」
翼は、ニコッと笑って、桜の木の傍で腰を下ろして、顔を下げた。
「はーるえっ」
「はい!!!」
「はいって、俺たち同じ年だろ?」
「そ、そうだけど…」
翼はケラケラと笑いながら、空を見上げた。
「一回しか、言わない。よく聞け。」
サア――…と優しい風が空を舞った。そして、その瞬間目の前が真っ暗になった。そして、唇には温かい感触……。
「好きだよ。」
翼の腕が私の腰をまわる。翼の吐息が優しくて温かい。優しく触れる唇は、私の心を振るわせた。
「――うそ。」
私は口を両手でおおい、顔を赤らめた。でも、暗くて私が顔真っ赤だということは気づいていないだろう。
「嘘じゃない。晴笑はさ、何でも一生懸命で元気もらった。舞との関係で、悩んでたときも、なんかこんなんで悩んでる俺が馬鹿みたいに思えて来るんだよ。おまえといると」
「ふ…ふ…ぶぅぁーーかぁぁ!!!」
私は、とまらない涙を必死に抑えて、鼻をすすった。
「反則だよ。心臓もたない。」