高校生恋愛*~初めての気持ち~
「ちょ……!!どこにつれてく気よ!はーなーしーてっ!」

私は翼に腕をつかまれ、どこかに連れて行かされた。

「なーに照れてんだよ。晴笑」

にやつく翼。いらつく。

「照れてない!!」
そういって私は翼の頭をたたいた。もっと本気でたたけばよかったけど、怪力なんていわれたら、たまったもんじゃないから、ちょっと控えめにたたいた。

「お。ついた。」

どん!いきなり翼は立ち止まるもんだから私は翼の背中に鼻をぶつけた。いったああ

「ここって……。」


いためた鼻をおさえながら上を見上げる。ここは…

「そう俺の家。覚えてないの?二回目だろ?」

翼は、そういってにやっと笑うと顔の近くでVサインを送った。

「なんで翼の家に行かなきゃならないの?!」

「ん?俺の女だから。」

お、俺の女?俺のって…ちょ。え。え?

「俺の女って……!」
なんか、理解できてるのに頭が追いついてこない。何もかもが急すぎて頭がおいつかない。えっとー、私達ってどんな関係?仮カップルだよね。だって、一ヶ月だけだし、お互い好きじゃないし、……でしょ?ねぇ!

「よし!んじゃ。入っていいよ。」

翼はそういっって淡々と事を進めていく。

「……もぉ。」



今日、夜正樹に相談してみよう。これはわたしが勝手に決めていい事じゃない。正樹の意見を聞かないで勝手に決めたら正樹怒っちゃう。しかも、翼には、彼女がいるでしょ?まさか、まだ別れてないよね。



「ココアにする?紅茶?コーヒー?」


「……紅茶。」


「はい。紅茶。」


はぁ……。好きにならない。っていうか好きじゃない。そう。翼の事は男としてみなきゃいい。


ごくごくごく。ああ。この紅茶うまいな。


「晴笑」

急に真剣になる。うわっ!くやしいけど…かっこいい。

「な。なによ!」


「キスしていい?」

は!?そんな、ちょ、まって




「し……しな…!!」

翼は私を床に寝かせると両腕を掴んで、翼は私に覆いかぶさるようにして、私を固定する。頑張っても動けない。


「あー。わがまま言ったらおしおきだな。」

そういって翼はぺろっと舌をだす。こんのぉ、エロ男~~


そういおうとした瞬間、

「ふぇ……。ぁん……。」


冷たい翼の舌が私の首をそっと舐めた。


「やめ……。」


「俺のお仕置きは、ハードだぞ?」



「き……きゃああああああああああああああああ」




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