高校生恋愛*~初めての気持ち~
No.1(2)
「…んで、話って?」


「…………えっと…。」


廊下に正樹を呼びだしたのはいいんだけど、どう切り出そうかな…。

でもちゃんと本当の事いった方がいいよね。

正樹はじっと私を見た。私を試しているような目で


正樹は何を思っているの?そう考えると不安でならなかった。


「1ヶ月だけ私と別れて」

私はそういうとうつむいた

「…………は」
正樹はめを丸くして口をポカンと開けた

「……迷惑だって事は分かってる。でも……。」

そういいかけた時、本当にこれでいいのだろうかという不安がよぎった

「……あの男のいいなりになってるんじゃないの?」

正樹はさっきまでポカンと開けていたくちを閉じて話始めた。
「…え?」

私は正樹が今私が考えていたことをわかっているかのように言った

「あの男がいったんだろ?1ヶ月だけ付き合え…とか」


「…………!!!!!!」

なにも言えない。とっても正論。

「でも…晴笑はいいのか?」


「……ん」

でも一ヶ月だけあいつと付き合えばもうなにもかもなくなるんだよ。また正樹のもとに戻れるんだよ。



「……いつでも待ってる」


「正樹」


< 43 / 201 >

この作品をシェア

pagetop