高校生恋愛*~初めての気持ち~
“いつでも待ってるー……”


「なに、やってんだろ。私。」


正樹と、話し終えて私達は別々の教室へ向かった。


うん。なんていうか……罪悪感。


「いっつも私の方位磁石は狂ってる。」


正樹はずっと待っててくれてる。私は、ちゃんと、あの場所に戻らなければならない。


「はぁ。」


私の気持ち、自分でもよく分からなくなってきた。


正樹は私の彼氏。


正樹のことはすっごく好き。


そう思ってるのに


なぜかもやもやする、この気持ちはなんなんだろう?


なんか、隠れた私の気持ちが、まだあるのかな?



だとしたら、いつかはその気持ちが表に現れるんだろう。



もし現れたら?現れてしまったら?



私はどんな判断をするんだろう。



今の自分には分からないや。


でも、これだけはいえる。


私が決めたことは、決して間違ってるって思わない。



思った時点で間違ってるって事になっちゃうでしょ?


だから、あえて、私は、その道を、その通りに進んでいくしかない。









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