高校生恋愛*~初めての気持ち~
「ぅぁー。超ねむいかった。っていうかあの英語の矢口?めっちゃ発音わりー。」


「だよね。なんで英語の先生なんだよー。ってさ。」


「まじで、帰ったら寝る。」


「ってか部活あんだろ。お前」


「あはははは」





みんな元気でいいですねぇ。


ちなみに私は今も凹み中です。


翼が私の作戦にひっかからなかったなんて……くううううう。



こんどこそは、ひっかけてやる!!!!



そう思いながら、一人でにやにやしていると・・・




「晴笑がにやにやしてまーす!」


「ちょっ!!!」


翼が私の肩に手を置いてそう叫んだ。



「やーーーめーーーーてーー!!!」


「んじゃ。俺の命令に従って?」


「命令?ですと?」


「そう。命令」


そういうと、翼は子供のように、さわやかに笑った。



「なに?命令の内容は。」


「知りたい?」


そういうと、翼は、ゆっくりと頭を下げて私の目をみた。



「放課後、教室で待ってろ。命令な。」


< 47 / 201 >

この作品をシェア

pagetop