高校生恋愛*~初めての気持ち~
「………名前?」

「ああ。」

そして翼はゆっくりと口を開いて続けた。

「俺と晴笑初めてあった時の事、覚えてねぇ?」


「~初めて?」

「そう。あれは入学式の日だったよな」


「………んー。……っぇえ!!まさか!!」


「…そう。あれ俺だよ」



そういって私達はまるでタイムスリップでもしているような感覚で昔のわたしたちを思い返した。


高校の入学式は、晴れの日だった。


そう。桜花が満開の……私の好きな季節…。




< 50 / 201 >

この作品をシェア

pagetop