高校生恋愛*~初めての気持ち~
「うん。どんどん泣いて。そしてすっきりするまで、叫べ。」


「うん。うん。ありが………っとぉ」


翼は、私がなんで大泣きしてるのか、理由を探る事なんかしなかった。優しく私の背中をたたいてくれた。



「っく……ひっく。」


「ちょっとは、落ち着いた?」


「うん。…っく・・・・。ひっく。あり・・・が・・・と」



翼のにおい今日はバラの香り。



上品だけど、男の香り。



このにおいに、甘えていいですか?



「翼……」


「ん?どうした?」

「好きな人……いるの?」







チクタクチクタク・・・・・・

















「いるよ。」







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