高校生恋愛*~初めての気持ち~
「あ。ごめん。なんかーーー」



「はあ?そんなのナイナイ!!」


舞はそういうと手を大きく左右に振った。そして、楽しそうにキャピキャピ笑いながら続けた。



「だって。知ってる?翼が本当にすきなのは、私なんだよ?」


「はあ?」何言ってんだよ?だって・・・・別れただろ?」


「うん。私がふった。好きな人がいるからって。」


「意味わかんねーよ。じゃあ・・・なんで翼は晴笑と一ヶ月だけ彼女になってくれなんてたのむんだよ?」


「きまってんじゃない。」


「は?」


「私と、正樹をくっつかせるために・・・しくんでるのよ?翼は。」


「意味・・・・わかんねえ。」


「だからー。翼は、正樹と私が上手く付き合えるように、晴笑と仲良くして、正樹と晴笑を別れさせようとしてんの。そうすれば、私と正樹。付き合えるでしょ?」



「つまり、翼が晴笑と仲良くしてるのは・・・・俺と晴笑を別れさせるように仕組んだ芝居かよ。」



「うん。そういうこと。」



「っふっざけんな!!」



「ふざけてない。それほど、翼は私の事がすきなのよ。」


「・・・・!!」


「でも、翼にとってそれが一番の幸せか?」


「そうなんじゃない?」







翼は本当に大切な人のために・・・。



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