高校生恋愛*~初めての気持ち~
急いで駆けつけた。その声は、昇降口のほうで聞こえた。


女の人と・・・男の人。



もめあってる感じ。


大きな声を張り上げ、拳を強く握っていた。


誰?でもなんか見覚えある後姿。



周りにはたくさんの生徒がその男女の様子を眺めていた。



人がたくさんいすぎて、よく見えない。



でも、あれは。



あの人は。



「正樹?」


隣にいる女の人は、舞ちゃんだ。



何してるんだろう。



なんで、二人、もめあってるんだろう。



何があったの?



「まじで信じらんねぇよ。自分中心でこの世界まわってんだとおもってんのかよ?」


「はぁ?そんな事一言もいってないし。何勝手に想像しちゃってんだよ?」


「自分の思い通りになると思うなよ!!」


「うっさいなぁ。私だって正樹の事、嫌いよ。」


「だったら翼んところに行けよ。俺をこれ以上ふりまわすな」


「ふん」


二人はなにやら、喧嘩してるらしく、にらめあった二人の表情が怖い。



「何が・・・あったの?正樹!」


「晴笑・・・」




< 76 / 201 >

この作品をシェア

pagetop