高校生恋愛*~初めての気持ち~

「チョコレートのシェイクください」

「おひとつですか?」

「はい」

「100円になります。」

ガヤガヤガヤ。店内で人の声が次から次へと私の耳に刺さってきてくる。それはまるで男の声と女の声の微妙にハモっていない合唱のようで耳がいたかった。


「顔色悪くね?」


ああー………。やっぱりそう見える?私もうこの雑音が気になって気になってー……。


―――――って



この少し低いハスキーな声が私の鼓動をはやくする


この鼓動の早さはたぶん幸せな意味でのドキドキではない。


嫌な意味でのドキドキだ



だってこの声は………。




私は下を向いた。彼の顔をみたくなかった



なんで………いるの?


「学校でも顔色悪かったからな」


そういって彼は私の頬を優しく撫でた


私はちょっと上を向いた


ああ。やっぱり






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