高校生恋愛*~初めての気持ち~
「なんで、またあんたが翼と絡んでんの?意味わかんない。」


舞ちゃんは、私の目をギロッとみて言った。その声は決して大きいとはいえなかったけど、私の耳にはギンギンと響くように聞こえた。


「絡んでる…なんて…。」


絡んでない。とはいえないけど、それは、友達だから。


「友達と話しちゃいけないの?」


「はあ?晴笑さんと翼、友達以上だと思うけど?」


「え?何言って・・・・・」


「まだ、気づいてないの?」


「なに?だって、翼は、舞ちゃんのことが・・・」


「ああ。そう聞いたの?翼から?」


「うん・・・」


「へーえ。そうなんだ。」


「ち・・・違うの?」


「んー。わかんない。だって、翼の心はいつも見えないから。」



「…それは、どういう…。」



「まあ、いいわ。お互い、友達だと思ってるわけね。」



「ま・・まあ。」


「よかった。んじゃあ、もう翼は私のものだぁ!!」



「……。」



「あ。いい事おしえてあげようか。」


「な……何?」



「んー。言っていいのか。わかんないなー。」



「いいよ!誰にも言わない。」



「んじゃあ。ショック受けないでね。」



「うん。」







「私と正樹。キスしちゃった。」









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