高校生恋愛*~初めての気持ち~
「い…いやぁ~。窓の景色があまりにも美しすぎて~」


「廊下にたってなさい!!」


「ええええ??」


私は、トホホと、下を向きながら、教室を出た。


んだって、本当のことだもーーん!!!


「あ~あ。廊下からはいい景色なんて見れない」


私は、下に落ちてきたハイソックスを上までのばし、ポケットの中に忍ばせておいたくしを取り出し、最近きったばかりの髪の毛をとかした。


眉毛。きりすぎちゃったんだよね。見えないかな?


と…その時。


「あ…あの!!!!!!」



ん?振り向くと、一人の男子生徒がたっていた。


「あれ?授業は?」


「あーー。えっと。追い出されて……」


「ああ!!!!そうなんですね。ふーん。僕もです。」


「そっかぁ!私ってば、窓の外ばっかり見てて、先生に注意されちゃったよ」


「そうなんですかぁ。僕は、授業中漫画書いてたんですよ~」


「え?漫画書くの?」


「はい。」


漫画……かぁ。この人もしや……



「漫画家……?」


「あ!!!いや。その。。。。えっと、あの。………まぁ。そうですね。はい。漫画家です。」



「おおおおおおおおお!!!すごい!生で見ちゃった!漫画家!」



「しーしー!!静かに!僕まだ、誰にもいってないんです。だから、秘密です。」



「ぉ。おーけー。おーけー。べりーおーけー…なり。」


「よかったぁ。あ。僕、片桐といいます。片桐圭太です」


「片桐!!!分かった。わたしは。はるえ。よろしくね。」



「はい!!!」




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