高校生恋愛*~初めての気持ち~
「はーーるえ」


ガラっとまた、勢いよくドアが開いた。


次は何だ!?と思っていたら、その声は先生じゃなくて翼だった。


「あれ?なんで翼がここに……。」


「授業おわったんだよ。晴笑は先生からきらわれてんなぁー。」


「もー。うっさいな!!余計なお世話ですぅ~~!!!」


「あ。晴笑。」


「何?」


「正樹が呼んでた。」


「あ……うん。」


正樹……呼んでたんだ。って、なんで翼がわざわざ教えてくれんの?




「あの……!!」



「ん?何?圭太?」


「僕。教室戻ります!!!!」


「あ・・・うん。じゃねー!」


「はい!」


圭太かぁ。なんか漫画家なんてすごい仕事、よくやってるなぁ。


まだ高校生なのに!!!びっくりだね。



「あ。翼!!」


「なんだよ」

「舞ちゃんと付き合ってんだよね」


「まあな。正樹とおまえも、がんばれよ」


「うん……」



そっか。やっぱり、まだ二人、付き合ってたんだ。



んじゃあこの前の舞ちゃんの発言。あれは何?


嘘には・・・聞こえなかったけど。




よく……わかんないや。




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