マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
「遥玖、自分から誕生日プレゼントを催促するな」


「何だよ楓ーー!そんな事言うんだったら、プレゼントやらねぇぞーーー!!」


「じゃあオレへのプレゼントは?遥玖」


「お前の誕生日は11月だろうが康生!!後2ヶ月も先だ!!」


ギャーギャー喚いて賑やかな男の子達に、寧央と弥紗は苦笑い。


「全く康生は……ちゃんと私がケーキ作ってやるから」


「アハハ!相変わらずラブラブですねお二人さん♪」


ホワッと和んだ雰囲気に、私も無意識に笑顔になっていた。


ああ………やっぱりいいよね、こういうの。


楽しいなぁ。
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