マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
そうこうしている間に時間は経って、あっちゅーまに放課後に。


「アッレェーー?紀右、帰らないのーーー?」


私が机から動く気配が無いので、不思議そうな顔をした寧央が話しかけて来た。


「うん。なんか十六夜君が話があるんだって」


「フーン……紀右、最近十六夜君お気に入りだね」


「ハイ!?」


お、お気に入り!?何じゃそりゃあ!!


「これはもしかしたら面白い展開になるかもだね!!寧央♪」


「そうねぇ。じゃあね紀右!バイバーイ」


何やら楽しそうな寧央と弥紗は先に帰って行き、私は1人首を傾げていた。
< 106 / 431 >

この作品をシェア

pagetop