マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
★封じ込めた素顔★ 《Side -Kaede-》
カチャン……
慣れ親しんだダテメガネを、机の上に置く。
「あーーー…やっぱりメガネ無い方が落ち着くーーー……」
髪をちょっとクシャクシャにして、オレ自身も机の上に乗る。
そして幹居が来るのを待った。
「カバンあるし……帰ってねぇよな?」
もしオレとの約束忘れてさっさと帰ってたりしたら………ぜってぇ許さない。
邪悪な笑いを浮かべていると、教室の後ろ側から女の子の声がした。
――――来たか、幹居 紀右。
「ごめん十六夜君。ちょっとトイレ行ってて――――…え……?」
途中で止まる、柔らかい声。
慣れ親しんだダテメガネを、机の上に置く。
「あーーー…やっぱりメガネ無い方が落ち着くーーー……」
髪をちょっとクシャクシャにして、オレ自身も机の上に乗る。
そして幹居が来るのを待った。
「カバンあるし……帰ってねぇよな?」
もしオレとの約束忘れてさっさと帰ってたりしたら………ぜってぇ許さない。
邪悪な笑いを浮かべていると、教室の後ろ側から女の子の声がした。
――――来たか、幹居 紀右。
「ごめん十六夜君。ちょっとトイレ行ってて――――…え……?」
途中で止まる、柔らかい声。