マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
なんか段々顔色悪くなっていってる気がするけど……大丈夫か?


「えっと………つまり十六夜君は女の子に騒がれたくなくって、ずっとダテメガネをかけて素顔隠してたって事……?」


たどたどしく言った幹居に、大きく頷いた。


「当たり。さすが学年トップだった幹居先輩の妹だな。理解力が高くて助かったぜ」


何回も同じ事説明するなんて、面倒くさいもんな。


「だったら……」


「んっ?」


「だったらどうして、私にメガネかけてない素顔見せたの!?話って……コレの事だったの!?」


混乱のし過ぎで、幹居が興奮状態に。
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