マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
ボンッ!!っと、幹居の顔がリンゴみたいに真っ赤に染まる。


「な……な……なぁ………」


口を大きく開け、オレを凝視しまくって、石化。


銅像みたいに動かない幹居に、だめ押しの一言を与えてやった。


「オレ以外の男の前でそんな顔してみろ。その場で襲う」


「!?←#♀+☆!?お、襲うーーーーっ!?//////」


真っ赤レベルが更に上がった幹居の頭を、優しく撫でる。


セミロングの茶髪が、絹糸みたいで触り心地抜群だった。


「話はそれだけ。もう帰っていいぞ。母親のバースデーパーティーの準備、あるんだろう?」
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