マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
あからさまに嫌~~~な顔をして、私をこんなにも悩ませている元凶を睨みつけた。


「そんなに警戒すんなって。怪しいヤツじゃないんだから」


クスクス笑っている十六夜君は、大人しめだけど上品な秋らしい服装。


メガネパワーも手伝って、中2にしては大人っぽく見えた。


「警戒するわよ!いきなりあんな告白の仕方されて、警戒心持つなって方がムリなんだから!!」


指差した腕を上下に振りまくり、十六夜君から距離をとる。


かなり嫌な態度をしてるのに、十六夜君は全く平気そうな顔をしていた。


グッ…!悔しい~~~~っ!!
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