マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
「………あ~~~……なかなか上手く行かねぇなぁーーー…」


苦笑いを浮かべ、壁に寄りかかった。


幹居に告白してから1週間以上経ったが、オレ等の間にこれといって進展は無し。


オレはオレなりのアタックをしているけど、幹居はこちらに振り向く気配を見せない。


つーか逆に……嫌われてねぇか?オレ。


「やっぱり甘々攻撃の方がいいのか………?」


ああいうタイプには、優しくてしっかりした誠実な男の方がウケがいいのかもしれない。


現に幹居、日曜日に公園で会った時も、相ケ瀬先輩みたいな人がタイプって呟いてたじゃねぇか。
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