マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
だけど簡単にはあきらめられない。


オレの幹居に対する想いは『つき合えません』『ハイそうですか』って言えれる様な、生半可なモノじゃない。


幾ら学校じゃあ性格偽ってるからって、ドS舐めんじゃねぇぞ。


「オレ、いつの間にこんなんになってたんだ……?」


もうすぐ午後の授業が始まるのを思い出し、教室へ歩みを進める。


もちろん変装用のダテメガネは、きちんとかけて。


メガネかける位が変装って言うのかは分からないけど、コレ1つで平穏な中学校生活が送れるんだ。


だからオレにとっちゃあ充分変装に入ってる、うん。
< 158 / 431 >

この作品をシェア

pagetop