マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
いきなり涙を滝の様に流し出した私に、目をお皿みたいに丸くした寧央が慌てて聞いて来た。
「だ…だって……誕生日プレゼント……嬉しい………ヒック」
上手く喋れない私の頭を、弥紗が「たくっ……」と呟いて撫でてくれる。
それで更に私の涙の勢いは増したのだった。
「もう紀右?14歳になったんだから、少しは成長しようね?」
「そうだよ。アンタ確か去年も泣いてたじゃん、私達がプレゼントあげた時」
「う、嬉し泣きだもん!」
そう………今日は9月24日。
幹居 紀右、中学2年生。
今日で14歳になりました!!
「だ…だって……誕生日プレゼント……嬉しい………ヒック」
上手く喋れない私の頭を、弥紗が「たくっ……」と呟いて撫でてくれる。
それで更に私の涙の勢いは増したのだった。
「もう紀右?14歳になったんだから、少しは成長しようね?」
「そうだよ。アンタ確か去年も泣いてたじゃん、私達がプレゼントあげた時」
「う、嬉し泣きだもん!」
そう………今日は9月24日。
幹居 紀右、中学2年生。
今日で14歳になりました!!