マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
弥紗のツッコミに実にカワイらしく言い返す寧央だけど、私にそういう趣味は一切ございませんので。


読者様、くれぐれも勘違いなさらないで下さいね!


「ウフフ♪カバンに入れとこう」


私はカバンを開けて教科書を机に入れ、寧央と弥紗から貰ったプレゼントをカバンに入れた。


しかし弥紗が


「アンタ……コレあげる」


なぜか大きな紙袋を渡して来たので、首を傾げた。


「弥紗、ソレ何?」


「紀右忘れたの?毎年アンタの誕生日には、パニックが起こるって事を」


やけに真剣な表情の弥紗の隣で、寧央もうんうんと頷いている。
< 178 / 431 >

この作品をシェア

pagetop