マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
パニック?パニックって何だっけ?


ボーーーッと考えていると、何やらドドドドドという凄い音がして、私はあっという間にたくさんの男の子達に囲まれてしまった。


「紀右、ハッピーバースデー!」


「紀右ちゃんコレあげる!!」


「オレのも受け取って!!」


「一生懸命選んだんだ!使って下さい!」


「え、え、えええっ!?」


大勢の男の子達に一斉にプレゼントを渡されて、思いっきり戸惑った。


「イヤ、気持ちは嬉しいんだけど、そんな――――…」


申し訳ないと断ろうとする私。


しかし寧央に口を塞がれた。
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