マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
荒井君にちょこっとバカにした様な目を向けた十六夜君は、ヒョイっと腰を曲げる。


「――――オレが不機嫌なのは、お前が他の男からプレゼント貰ったから」


“ムカつく………”


そのままクツ紐を直してる十六夜君に耳元で囁かれ、私は一気に真っ赤になってしまった。


十六夜君がイライラしてたのは、私が男の子達に誕生日プレゼント貰ったから………つまりヤキモチっ!?


「紀右?いきなり赤くなってどしたの?」


イスの上でカチコチに固まって湯気を出してる私を見て、寧央が不思議そうに聞いて来た。


「何でもない…//////」
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