マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
★宝石の一家★ 《Side -Kaede-》
えっと……
なんでこんな事になったんだ?
「あ、十六夜君、ここだよ私ん家」
今まで隣を歩いていた幹居が、一軒の家の前で立ち止まる。
『幹居』という表札が掛かってるのを見ただけで、心臓のスピードが速くなった。
「幹居、オレマジでジャマじゃねぇの?」
今日はオレの14回目の誕生日。
幹居の母親の誕生日に話の流れで知った幹居の誕生日も、今日の9月24日。
別にオレは誕生パーティーが行われなくても、どうでも良かった。
『楓、ごめんな。仕事が入って……』
『いいよお父さん。お仕事頑張って』
なんでこんな事になったんだ?
「あ、十六夜君、ここだよ私ん家」
今まで隣を歩いていた幹居が、一軒の家の前で立ち止まる。
『幹居』という表札が掛かってるのを見ただけで、心臓のスピードが速くなった。
「幹居、オレマジでジャマじゃねぇの?」
今日はオレの14回目の誕生日。
幹居の母親の誕生日に話の流れで知った幹居の誕生日も、今日の9月24日。
別にオレは誕生パーティーが行われなくても、どうでも良かった。
『楓、ごめんな。仕事が入って……』
『いいよお父さん。お仕事頑張って』