マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
雰囲気や顔がどことなく、幹居姉妹にソックリだ……って事は………


「お母さん、この人同じクラスの十六夜 楓君だよ」


オレの予想は当たり、やっぱりこの人は幹居と幹居先輩の母親だった。


「えっと……紀右が呼んだの?」


「あのね、十六夜君も今日が誕生日で――――…」


目をパチクリさせてる母親に、事情を説明する幹居。


話を聞いた幹居のお母さんは、ニッコリ微笑んでこっちに向き直った。


「そういう事なら!どうぞ入って十六夜君♪」


「へっ、いいんですか!?」


「1人位増えたって別に平気よ♪気にしないで」
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