マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
ホホホと楽しそうに笑う幹居のお母さんに許可を貰い、オレは幹居家に足を踏み入れた。


「お前って母親似だよな」


廊下を歩いてる最中、幹居に言ってみる。


幹居のフワフワしたオーラは、確実にあのお母さんからの遺伝子だと感じていた。


「そうかな?まぁ確かに、小さい頃から大体10人中9人に“母親似だね”言われて来たけど」


「その残りの1人は、父親似だと思ったのか……」


そいや…幹居の父親って超イケメンだって聞いた事がある。


あの若々しいお母さんもこの間で確か……40になったんだよな?


マジで40歳には見えない。
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