マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
桑村君に荒井君は、私以外に2人だけ楓の素顔や本性、私に告白した事等を知っている人物。


『まぁいきなり楓が幹居の事名前で呼んだら、騒ぎになるから……皆の前じゃ前のままの方がいいだろう』


『お前等段々近づいてきたな!未来が楽しみだ♪』


何かワケの分からないやり取りをしてる桑村君と荒井君も、ニヤニヤ楽しそうに笑ってたっけ………


「ママァーーー!!」


「おおっ!」


ボーーーッとしていると、今は迷子の男の子が傍にいる事を思い出す。


男の子の目はもう充血して真っ赤っ赤だ。


「ああもう泣かないで、ボク~~~」
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