マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
ク、クソーーー!今度お母さんかお姉ちゃんにドSオレ様対処法教えて貰わねばぁーーー!!


ギュッと握り拳を作っていると、淳と英が楓の服を引っ張る。


「十六夜さん一緒に遊びましょう!」


「近くに公園あるから、レッツゴー♪」


「えっ!?ちょっと!?」


真壁兄弟に引きずられ、楓は公園に向かって連行されてしまった。


「アララ……紀右、どうする?」


綾芽ちゃんが3人がいなくなった方を見ながら呟く。


「決まってるでしょう!追うわよ!」


そう言ってる私の指は、猛スピードでお母さん宛のメールを打っていた。
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