マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
フワッとした丸くて柔らかい空気は母親と姉に似てて、それでいてその中にはきちんと芯がある。
天然だけど気遣える強さは――――…父親似か。
そう思ったら知らず知らずの内に顔に笑みが宿っていて、クッと声も漏れる。
「楓……?なんで笑ってるの?私なんか変な事言っちゃった?」
「イヤ別に。何でもないから、気にすんな」
髪の毛をクシャッとしてから、顔に手をやってメガネを外した。
ダテメガネだから取っても景色は変わらないんだけど、紀右には素顔バレてるし自宅でまでかけ続ける必要は無い。
「あーー…楽だわ……」
天然だけど気遣える強さは――――…父親似か。
そう思ったら知らず知らずの内に顔に笑みが宿っていて、クッと声も漏れる。
「楓……?なんで笑ってるの?私なんか変な事言っちゃった?」
「イヤ別に。何でもないから、気にすんな」
髪の毛をクシャッとしてから、顔に手をやってメガネを外した。
ダテメガネだから取っても景色は変わらないんだけど、紀右には素顔バレてるし自宅でまでかけ続ける必要は無い。
「あーー…楽だわ……」