マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
落、落ち着けオレ……!本当の事をそのまま答えりゃいいんだよ!


「えっと………紀右…じゃない。幹居は学校じゃあ明るくて優しくて……友達思いのいい子ですよ」


これは別にウソなんかじゃない。


本当に紀右はこんな女の子なんだから、自然に出た言葉達だった。


「なっ、十六夜君褒め過ぎだよ……!!//////」


紀右が恥ずかしがって、俯いて髪で顔が隠れる。


「そっかな…?事実だと思うけど」


「おうおうおう、連右おじさん目の前にして、勇気あるなぁ少年よ」


「これなら紀右の事任しても、大丈夫なんじゃない?」
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