マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
後ろから寧央と弥紗も立ち上がる気配がする。


「ハァ?お前等、トイレまで3人一緒に行動すんのか?」


「何だって女子ってトイレ一緒に行きたがるんだ?意味分かんねぇオレ」


「あのねぇ、単にタイミングが同じだっただけだから!!そんな顔しないで頂けます?」


呆れてる様子の桑村君と荒井君に弥紗がツッコみ、私達はトイレに入った。


隅々までピカピカのトイレは、従業員さんの苦労の賜。


「ハァ……」


トイレを済まして大きな鏡の前に立つと、少し疲れた顔の自分が映っていた。


ウッワァ…


我ながらヒドイ顔してるなぁ……
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