マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
恐らく“いつから私の存在に気づいていたのか”と聞きたいんだろうと思って、先に答えてやる事にした。
「お前、さっきからずっといただろう?」
「!!気、気づいてたのっ!?」
ああ、気づいてましたよ。
オレ鈍感な君と違って、勘は結構働く方なんでね。
コックリと頷くと、紀右はビシリと石みたいに固まった。
「紀右ちゃん……いたの?」
黙ってオレ達のやり取りを見ていた乃唖ちゃんが、小さく呟く様に言った。
彼女は紀右がオレと自分の話を聞いていた事に、気づいていなかったらしい。
「ごめん…なさい……」
「お前、さっきからずっといただろう?」
「!!気、気づいてたのっ!?」
ああ、気づいてましたよ。
オレ鈍感な君と違って、勘は結構働く方なんでね。
コックリと頷くと、紀右はビシリと石みたいに固まった。
「紀右ちゃん……いたの?」
黙ってオレ達のやり取りを見ていた乃唖ちゃんが、小さく呟く様に言った。
彼女は紀右がオレと自分の話を聞いていた事に、気づいていなかったらしい。
「ごめん…なさい……」